心の準備ができない内に「おしるし」がきた!

初めての出産で困るのは、いつ生まれるのか。どんな状態で陣痛がくるのか。無事に生めるのか。何でもかんでも不安だらけなことだ。 経験者は「大丈夫、何とかなる。入った物は出て来る」と曖昧な説明で詳しく教えてくれないものだから余計に心配になる。 母親学級で助産婦さんが、子宮の模形みたいな物を手にして、子宮口が開いてなんたらこうたら、おしるしが来ます。おしるし?なにか耳元で囁かれるのかな「もうすぐ生まれるよ」って?・・・赤ちゃんは頭から旋回して生まれます。なんて説明を受けても別世界のSF話のようで人ごとだった。 自分の体のことなんて何にも興味がなく、何にも分かっていなかったのだ。無知だった。おバカだった。しかしだから出産できた。本能の方が強いこともある。 出血という「おしるし」がありそろそろ陣痛も強くなるよと心の準備を整え、陣痛がきたら波のように「痛い」「痛くない」「痛い」「痛くない」を繰り返し、だんだん「痛い!痛い!」となると出産が間近ということなのだ。 ペットを育てた人や家で家畜(牛・馬・豚・羊)を飼っていた人は、出産の仕組みに詳しい。動物も「おしるし」に「陣痛」もあるのだろう。 子供を産んでから牛や馬の出産シーンをみると「がんばれ!もう少し、がんばれ!」と親身に応援してしまう。ウミガメの産卵シーンでさえ感情移入して涙がこぼれそうになってしまうのだ。